浪費による借金と債務整理について~買い物など~ |調布・世田谷の弁護士による借金問題、債務整理相談

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浪費による借金と債務整理について~買い物など~

借金の理由は重要です

債務整理の案件を扱うにあたっては、借金をしてしまった理由を必ずお聞きします。

なぜなら、特に破産などの手続きにおいては、借金の理由が、免責(借金を返済しなくてよい状態になること)が許可されるか否かに関わるからです。

借金の理由は様々ですが、浪費によって多額の借金をしてしまった方は少なくありません。

浪費による借金であっても、破産が認められる場合は多くありますので、諦めずにご相談ください。

 

買い物依存症と借金

ストレスが溜まるとついつい買い物をして発散をしてしまうことはよくある話です。

そのような買い物も、家計を圧迫しない限りは何も問題ありませんが、クレジットカードを利用してリボ払いを重ねてしまったり、その支払いのためにキャッシングをしてしまったりするようになると問題です。

そのような状態になっても買い物がやめられない場合、いわゆる買い物依存の状態になっているのかもしれません。

買い物依存症の状態になってしまっていたら、精神的なサポートを専門機関で受けることが必要ですし、合わせて、作ってしまった借金を整理することが不可欠です。

借金を抱え、返済のために神経をすり減らしているのは余計にストレスになってしまいます。

収入に見合わない買い物を繰り返し、そのために借金をしていた場合は、浪費と扱われる場合があります。

クレジットカードリボ払いのメリット・デメリットやリスク等

 

エステや脱毛サロンの分割払いによる借金

最近では、エステや脱毛サロンで、1回の利用ではなくコース利用を勧め、その支払いを分割払いで契約するというケースが少なくありません。

利用者にとっても、毎月の支払額が少なく済むため、便利な面もあります。

しかし、分割払いというのは、契約時に全額の支払義務が発生するところ、支払期限を長く設定してもらって返済していくことにする契約であり、借金と同様です。

そのため、通常は利息や手数料が発生しますし、支払いが遅れてしまうと遅延損害金もかかります。

毎月返済をしていても、利息や手数料に充てられる部分が多く、元金がなかなか減らず、契約したコースはとっくに終わっているのに返済だけが残ってしまうこともあります。

このように、エステや脱毛サロンについて、収入に見合わない契約をしてしまった場合は、浪費と扱われる場合があります。

 

浪費による借金の整理方法

(1)  任意整理

弁護士が代理人となって借入先と交渉を行い、その後の利息をカットしたうえで、月々無理のない返済方法を合意する整理方法です。

あくまで返済していく方法ですので、残高が高額で返済が現実的でない場合には難しいです。

任意整理について

(2)  自己破産

返済が現実的に難しい場合、裁判所の許可を得て、負債の返済をしなくてよい状態(「免責」と言います。)にしてもらう手続きです。

ただ、買い物による借り入れは、それが日常生活上必要な範囲を超え、「浪費」免責が不許可とされる事由として破産法252条1項に定められています。

しかしながら、浪費で作った借金の額や浪費の頻度、反省の程度、その後の生活再建の可能性などを総合的に考慮し、免責が許可されるケースも多くあります。

購入した物について、生活に必要な家具等ではなく、換価して一定の価値がある場合には売却することになる可能性があります。

具体的に気にかかる物などある場合は弁護士にご相談ください。

自己破産について

(3)  個人再生

住宅ローンがあり自宅を手放したくない場合に、裁判所の許可と債権者の同意を得て負債の額を減額してもらい、返済をしていく方法です。

個人再生について

 

まずはご相談を

浪費による借金であっても、上記のような方法で整理を行い、経済的に生活を再建していくことができる可能性は十分にあります。

とにかく早いご相談をお勧めします。

弁護士に相談債務整理を依頼する弁護士の選び方

 

浪費癖を治す方法

習慣的に浪費をしてしまう方の場合、本人にとって困るだけでなく、家族にとっても大きな心配の種になります。

ここでは、そのような浪費癖を治す方法について考えてみます。

①債務整理をして借りられない状況を作る

浪費による借金がある場合、債務整理をして借金を整理すると、信用情報(ブラックリスト)に載ることになります。

そのため、その後は新たな借入ができないことになりますので、浪費をしたくても、手持ちのお金以上の浪費はできないことになります。

本当に浪費癖を改める気持ちがあるのであれば、このような客観的状況を作る覚悟も必要です。

家族の借金をやめさせたい場合の方法~貸付自粛制度について

 

②カウンセリングや自助グループへの参加

浪費癖を治そうと思っても、自分の意思だけではすぐに変わることはできないものです。

なかなか変わることのできない自分を責めるのではなく、専門家や他者の力を借りることも検討してみましょう。

カウンセリングや自助グループへの参加は、自身の行動を見つめなおし、今後の改善を図っていくうえで大きな助けになります。

また、浪費癖は、精神的ストレスや依存症などが原因になっていることもありえます。

心療内科など、医療機関の受診も検討してください。

 

さいごに

浪費癖があっても、それによる借金があっても、やり直すことはできます。

一人で悩まず

  債務整理については弁護士に、

  行動改善についてはカウンセラーや医療機関など、

専門家の力を借りることをぜひ検討してみてください。

これまで一人で悩み続けていた状態から、きっと抜け出すことができるはずです。

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