高齢者の債務整理
債務整理調布市の高齢者の方で借金の返済にお困りの方へ
高齢者の債務整理はめずらしくありません
高齢者の方で、以前から借金があり、今までなんとか返済をしてきたのだけれど、病気や退職などの理由で収入が途絶えてしまい、返済できない状態になってしまう方は少なくありません。
最近では、「老後破産」という言葉が一般的になりました。
そのような方は、とても真面目な方が多く、返済できないことに強い罪悪感を持っており、任意整理や自己破産などの債務整理をすることに抵抗感を抱く方が多いように感じます。
しかし、債務整理は、人生を再スタートするために法的に認められた制度であり、恥ずかしいことでも悪いことでもありません。
今まで真面目に返済してきた方だからこそ、重い負担から解放され、老後の生活を充実したものにしていただきたいと願っております。
高齢者の債務整理で気を付けるべきポイント
(1)年金には影響しない
これから年金を受給予定の方も、既に年金を受給している方も、債務整理をしたからと言って受給できなくなったり減額されたりすることはありません。
年金は差し押さえられるか(2)保険の問題
保険に加入している方が自己破産をする場合、解約返戻金が一定額以上になっている場合は原則として解約をしなければなりません。
入院保険などで解約返戻金がない保険は、継続できます。
(3)任意整理か自己破産かの選択は慎重に
任意整理はあくまで債務の返済をしていくものですので、一定の収入がない場合には難しいです。
その場合は、自己破産を選択し、裁判所から免責許可決定(借金を返さなくてよい状態になること)を受けます。
本人名義の自宅がある場合、自己破産をすると自宅は処分しなければなりません。
そのため、自宅を維持したい場合には自己破産をすることはできず、任意整理で返済していく方法を検討します。
いずれの方法が良いかは、その方の状況によって異なりますので、まずは弁護士に相談することをお勧めします。